業績はQ毎に分けると見えてくるものがある




上場企業は四半期報告書提出の義務に基づき、
四半期の決算を開示していますが、

1Q :1Q
2Q :1Q-2Q
3Q :1Q-3Q
4Q :1Q-4Q

のように1Qからの通算で開示されます。

私は兼ねてからQ毎も併せて書いてくれれば良いのにと思っていました。

決算報告資料でQ毎に分けて開示してくれる企業もありますが、
Q毎に分けてくれる企業はそう多くありません。

Q毎に分けると企業の特性が理解できる

Q毎に売上、利益を分けると企業の特性が理解できます。
※過去2-3年遡ると良いです。

そうすることで、

傾向があるのか、あるいは一時的な何かがあったのかなどが把握でき、
株価の上下動を掴むことができます。

保有株のイーレックスを例にします。

【特 色】
代理店通じた電力小売り主力。外資と連携し家庭向け参入。
高知、大分にバイオマス発電所保有。

【続 伸】
LPガス販社などとの連携拡充やエリア拡大が寄与し、企業、家庭向けとも急拡大。自社発電所の通期稼働が貢献。当社の仕入原価を構成する卸電力価格は低位安定で下支え。最高益更新。増配継続も。

【新販路】
工場向け資材販売大手Monotaroと提携。同社顧客向けに電力販売開始。シンガポールの燃料調達拠点が始動。今後、東南アジアの発電事業者に供給も。

会社四季報より

まずは、イーレックスの通期予想です。

これに対して、先日の1Q決算がこちらです。

前期に比べると、かなりの成長ですが、
会社の特性がわかっていないと、通期予想を達成できるのかが正しく判断できません。

数字だけの単純な進捗率は

売上の進捗が17.9%
利益の進捗が26.1%

です。

ぱっと見は売上きびしめ、利益がそこそこという印象です。

さっそく業績を分解

過去2年分、右半分がQ毎に業績を分けた表です。

グラフにすると視覚的にもわかりやすいかも(雑

上記のように分けると、2つの傾向が見えてきます。

・1Qの売上が少ない
・Qが進むにつれ売上が上がっていく

・1Qの売上が少ない
1Qは4-6月にあたり、過ごしやすい季節のため、電力使用量が他のQに比べて少ない

・Qが進むにつれ売上が上がっていく
小売り事業が1年契約であり、かつ顧客数が右肩上がりに増えているため

これを把握した上で改めて進捗率を見てみます。

売上の進捗が17.9%
利益の進捗が26.1%

どうですか?

売上は今後もみていく必要はあるものの、
例年利益の多くない1Q時点で26%の進捗は、
予想を超過しているように見えませんか。

個人的には、会社の利益の見積もりが低かったため、利益は超過している状態と判断しています。

この判断に至った経緯は決算資料からの簡単な国語力で、

■前期4Q時点
電力の仕入れ価格高騰懸念、これにより長期計画も下方修正

■今期1Q時点
安価に取引できているところから大量仕入れ
11月から佐伯発電所の運転開始で安価調達

まとめ

上記のように、業績をQ毎に分けて過去と照らし合わすことで、進捗率をより正しく把握することができます。

また、その数字の根拠となる情報を決算資料から読み解けば、腑に落ちる部分があり、頭にも入ってきやすいです。

あとは盲目的にならないよう、
想定通り進んでいくかを見守るだけです。

なんども言いますが、予想は外れても良いと思います。ダメだとわかったら売れば良いのです。

ダメだと判断できる材料が揃っているかの方が大切です。

個人的な評価は、

好みの時価総額ではなく、割安でもなく。
2Qの長雨の影響は?なんかを妄想しながら、
本来良いはずの3Qでおやおやとなったらお別れします。

一旦、株価は下げ止まっており、Qが進むにつれ利益は上がることから、
3Q〜4Qで利益を出すことは難しくないかなと考えています。

地合い次第なところはありますがw

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