PERとは?PERで割安か割高かを判断できるって本当?【株式投資】解説




証券節穴リストのSENDOWSです。

株式投資で「PERが低いから割安」と目にすることがあると思いますが、PERが低いとなぜ割安と言えるのでしょうか。

今回はPERとは何かという話から、なぜ割安さを判断する指標に使われているのかを書きたいと思います。

投資初心者の方にもわかるように書ければと思います(^ω^)

ちなみに私のPERの評価は、PER単体で割安を測ることは不可能、その他の指標を組み合わせることで有効です。

PERとは(解説)

PER
Price Earnings Ratioの頭文字をとったもので、株価収益率を表す。

計算式で書くと、

PER = 株価 ÷ EPS(1株あたりの純利益)

なのですが、計算式だけで覚えているうちはビギナーから脱出できません。

これを感覚的に掴める状態まで持っていきたいと思います。

PERを感覚で掴む

ここに架空の上場企業、カブドンカンパニーがあります(ださい

概念を理解するために、細かいところは一旦無視させてもらいます。

カブドンカンパニーは2017年に10億円の利益を出した企業で、株式は500万株発行しています。

1株あたりの純利益(EPS)を算出しましょう。

10億円 ÷ 500万 = 200円

カブドンカンパニーは1株あたり200円の利益を出せることが分かりました。

さっそく1株購入して会社の所有者(株主)になってみます。

ところで、1株あたり200円の利益を生む会社を1株200円で所有できたら超お得だと思いませんか?

200円で購入した1株で毎年200円の利益を生みますので、200円払って(投資して)も1年で元を取れる計算になります。

200円で買えれば1年で元が取れる
1000円で買えれば5年で元が取れる
2000円で買えれば10年で元が取れる

この考え方がPERです。

計算式に当てはめてみましょう。

株価200円 ÷ EPS200 = PER1倍
株価1000円 ÷ EPS200 = PER5倍
株価2000円 ÷ EPS200 = PER10倍

つまりPERとは、1株が出せる純利益の何倍まで買われているかを表す指標ということです。

だから倍って言われるんだね

PERは低い方が割安、という事を肌感覚で分かっていただけたでしょうか。

ちょっと雑ではありますが、個人的にはこの説明が一番理解しやすいと思います。

なお、PER10倍でも元を取るのに10年もかかってしまうと考えた方は、銀行預金のPERが何倍になるのかを計算してみてください。

PERの罠

ここまででPERは低い方が割安というのは分かっていただけたと思いますが、PERは市場や企業の特性によって大きく変動します。

PERが使えないっていう意見が多いのはそのせいだね

いくつか例を挙げてみます。

成長率が及ぼす影響

先ほどのカブドンカンパニーの例で、2000円で買えれば10年で元が取れるという話ですが、企業の成長率で全く印象が変わってしまいます。

極端な例にしますが、翌年のEPSが200円から20円になってしまったらどうでしょうか。

PER10倍で買えたと思っていたのにPER100倍となって、回収する前に死んでしまいます(?

逆にEPSが200円から2000円になったらどうでしょうか。そうなれば株価は2000円で放置されるわけがありません。

つまり、PERというのは単年だけでなく、成長率と継続性、その確度を意識する必要があります。

市況の影響を受けやすい企業はPERが低い

低PERの代表格といえば不動産企業ですが、不動産企業は不動産市況によって大きく業績が左右されるために、投資家からはその利益が続かないと考えられ低PERの傾向があります。また、レバレッジを効かせるビジネスモデルのため、なおさらPERは低くなります。

高PER高止まりの企業

たまにPERが高いのになんで買われるの?って事があると思いますが、これは二つの理由で説明できます。

まずは前項で書いた成長率です。

例えばPER50倍であっても翌年もさらなる利益が見込めるのなら翌年に同じ株価でもPERはさがります。

次に株は需給という点です。

大半の投資家はその成長が続くかというところまでは意識できておらず、業績が良いから買うというのが心理です。

そのため、業績が急成長した企業は買いが集まりやすく、しばらく高PERをキープすることがあります。

こういう銘柄は、成長がちょっと鈍化してきただけで、利益が増えているのにもかかわらずその高PERを維持できずに大きく下落する、という終わりを迎える事が多いです。

成長が今後も続く場合は高PERの高止まりも納得できます

まとめ

PERは割安さを表す指標ですが、ここまで書いてきた通り、外部要因や特性、成長率など様々な影響を受けます。

10倍なら割安、40倍なら割高と短絡的に判断するのではなく、40倍でも来期はこの成長率が見込めるから許容できる、10倍でも業績が落ちていくから割安ではない、業種的に見ると割安ではない…etc

といったように複合的に考えられることができれば、PERの使い方も変わってくると思います。

PERとは〜の解説でした。
特に投資初心者の方の参考になりましたら幸いです。